2019-03-26

Walter AG:イノベーション力と最新の製造方法

メードインジャーマニーの 100 年におよぶ Engineering Kompetenz(エンジニアリング・コンピテンス)

ワルターは、100 年前から金属加工業の技術革新に貢献してきました。精密工具メーカーである私たちは、記念すべき創業 100 年の年にも技術革新の歴史をさらに積み重ねていきます。ワルターは毎年、2,500 を超える標準工具レパートリーの新製品を市場に送り出しています。販売された全製品の 35 % 以上が、発売開始 5 年以内のものです。

技術トレンドを見分ける
自動車および航空宇宙産業では、厚さを薄くしてコンポーネントの重量を減らすことができる高強度の高合金被削材が使用されています。耐熱合金、チタン、アルミニウムには特別な物理特性および温度特性があり、そのため従来の工具では加工が困難です。これに加えて、お客様の要求事項も変化しています。切削加工では高い生産性の他に、工具寿命の延長と製造コストの低減も求められています。ワルターは市場からの要求にイノベーションをもって応えます、なぜならイノベーションこそが 100 年におよぶ企業文化の基礎となるものだからです。「私たちは常に、新たな精密工具、プロセス、デジタルソリューションのために奮闘しています。私たちの目標は、お客様にとって明らかな付加価値を創り出すことです。」製品マーケティングマネージャーのミヒャエル・フィンクはそう言っています。

工具材種の開発:切削加工の大きな可能性
ワルターは、複数の製品群に対して大規模で最新の開発部門を構築してきました。約 20 名の社員が、工具材種のコーティングとその後のメカニカル処理に関する最新の技術動向と革新的なソリューションを求めて奮闘しています。ワルターはすでに 2001 年に最初の 2 色コーティングを施した Tiger·tec® チップを市場に送り出し、お客様の大幅な生産性向上を実現しました。2017 年には、技術と性能においてさらなる飛躍がありました。Tiger·tec® Gold チップによりワルターは、新世代スローアウェイチップの基礎を築いたのです。このチップには、耐摩耗性に優れた TiAlN 層のある CVD コーティングが施されています。これはワルターが自社開発した低圧プロセス(ULP / CVD)において生成され、アブレーシブ摩耗、変形、熱亀裂および拡散摩耗といった典型的な摩耗パターンを最小化します。お客様には、大幅な工具寿命の延長、プロセス信頼性と生産性の向上といったメリットがあります。

自社製の Engineering Kompetenz(エンジニアリング・コンピテンス)
精密工具は、生産拠点の最新施設で製造されています。ワルターは、それが可能で有意義な場合にはいつでも、プロセスコンピテンスを自社内に構築します。最新工場はミュンジンゲン(ドイツ)にあります。この工場では、金属粉をプレス処理、焼結処理、研磨、ラウンディング処理して超硬チップを製造しています。さらにワルターは、きわめて複雑なコーティング(CVD / PVD)処理も自社で行っています。すべての製造プロセスは高品質で生産性にも優れ、さらに資源と環境との持続可能な関係という点についても、既にプランニングの時点から重要視されています。それによりワルターは、切削工具製造における技術革新の推進者であるという自ら設定した高い要求にふさわしい企業となるのです。ワルターはデジタルトランスフォーメーションにおいても、金属加工業界の先導者の役割りを演じています。2016 年よりテュービンゲン(ドイツ)の社有地には、未来の工場、Walter テクノロジーセンターがあります。5,000 m² の敷地に最新の加工および通信技術を備えたこの施設でワルターは、実際の製造条件の下でシーケンスとプロセスの開発ならびに試験を行っています。プランニングから完成ワークまでの全プロセスチェーンがデジタルネットワーク化されています。

画像データ:印刷用画像データは下記のリンクより入手できます。
https://mediabase.walter-tools.com/Go/4G8fHmK2