2019-09-20

高硬度材ねじ切り加工をリードする最新工具

ワルターは、高硬度材向けねじ切り工具のレパートリーを一新します。

高硬度材料へのねじ加工は一般的に高コストです。特に止まり穴タップ加工は、逆転時にワークから分離していない切りくずを、工具ヒール部を用いて根元から刈り取りますが、その剪断が完全に行われないため、トルクピークの発生とともに工具が損傷しやすく、コスト上昇要因となります。これらの問題を解決し、高硬度材向けねじ切り工具のレパートリーを一新する新製品として、当社は切削タップ Supreme TC388(適用範囲 50–58 HRc)および Supreme TC389(同 55–65 HRc)を本年 7 月より発売します。超硬タップ Supreme TC388 および TC389 は、新規開発の特別な刃形状を採用しています。この刃形状により、タップの逆転時に切りくずの根元は完全に剪断され、トルクピークを最小化するとともに工具の損傷を防ぎ、工具寿命およびプロセス信頼性を改善します。また、高硬度材の加工においてほぼ必須である油性クーラントは必要ありません。本工具はエマルションでの加工が可能であり、取り扱いを容易にし、クーラントの混入をなくし、加工時間を短縮します。

ねじ切りカッター Supreme TC685 は、最高のプロセス信頼性と最長の工具寿命を実現します。工具先端部にミーリング刃を持つ本工具は、面取りを含む穴加工とねじ加工を同時に行い、工具本数を削減できます。先端ミーリング刃から軸方向の切削抵抗が発生することにより、工具のたわみは減少し、加工の安定性を高めます。この工具には、少ない摩耗の進行による径補正回数の削減、長い工具寿命、一穴当たり加工コスト削減などの利点があります。15° ねじれ角および内部クーラント(M6 以上)により切りくずは確実に排出され、ねばい鉄系ワークや深いねじ穴においてもプロセス信頼性を維持します。金型、自動車、一般部品加工など、高硬度材料を加工するあらゆる産業分野に本工具は最適です。