切削によるねじ加工
さまざまな被削材およびねじ径を加工する包括的かつ完全なレパートリーの工具には、最高の精度、品質、コスト効率性およびプロセス信頼性が特徴の各種タップおよび超硬ソリッドねじ切りカッター、そしてねじ加工用旋削工具ならびにねじ切りミーリング工具のボディおよびチップがあります。ワルターのタップ工具には、超硬および高速度鋼(HSS-E、HSS-E-PM)ハイパフォーマンス工具母材が用いられます。高品質のコーティングは、被削材によって適用され、ねじ加工における寸法安定性、短い加工時間、長い工具寿命、良好な加工品質などを達成します。タップの工具形状および切れ刃処理は少ない摩耗および効率の向上に寄与します。例として、フルート部およびすくい角の最適化によって切りくず排出性が改善します。
一連の結果として、例えば自動車産業において、超硬切削タップは量産加工における高い要求に対応できます。旋削ねじ切り加工において、ワルターは、さまざまなねじ規格向けの 1 コーナーまたは多コーナー使い工具の製品レパートリーを持っています。ねじ加工用旋削およびミーリング工具では、高安定性ツールホルダー、旋削用 ISO ボーリングバーおよび角シャンク、各種サイズ(11、16、22 mm)の三角形ねじ切りチップおよびその他チップが製品レパートリーを構成します。たとえば仕上げ刃付き完全プロファイルまたは仕上げ刃なし部分プロファイルの 3 コーナー使い旋削ねじ切りチップは、あらゆる一般のねじ規格におけるおねじおよびめねじの加工に最適です。さまざまな種類のチップにより、完全かつ絶対的な精度で、優れた表面品質および寸法精度のねじが加工できます。ワルターのねじ切りカッターは、さまざまな工具材種(超硬)のエンドミルに加えてチップ交換式工具もあり、幅広い選択肢があります。チップ式ねじ切りカッターは、NC マシニングセンタにおいて、あらゆる一般的なサイズおよび被削材でのおねじおよびめねじ加工が可能です。鉄系、ステンレス系、鋳鉄系、アルミニウムなどの非鉄金属、チタン合金、タングステン合金、モリブデン合金、高硬度鋼など、あらゆるワーク材質において、各種ねじ規格およびねじピッチに対応します。ワルターは、ねじ加工におけるあらゆる用途、加工深さ、ワークに対して適切な工具を提供します。一例として、オービタルねじ切り加工は、きわめて小径かつ深いめねじを加工でき、難削材においても完全な信頼性を発揮します。